パリの調味料事情~職人醤油の高橋万太郎さんと食材店視察
職人醤油の高橋万太郎さんと食材店視察

プライベートと仕事半分でパリに来ていた職人醤油の高橋万太郎さんを連れて食材店視察のアテンドをしました。
お題は「パリの調味料事情」ということでしたので、パリの日本食や日本食材事情もご紹介しようとざっとこんな感じで見繕いました。
安いスーパー
普通のスーパー
大型高級エピセリー
小規模高級エピセリー
紅茶専門店
胡椒専門店
スパイス専門店
オーガニックストア
日本食食材店
おにぎり屋さん
などなど
(勿論お気に入りのクレープ屋さんもモリモリおり込み)
ロンドンで麹作りを教える内柴晴子さんと文化人類学の博士アリスさんと
今日の応戦は、ロンドンでトップシェフなどに麹作りを教える内柴晴子さんと、桶プロや木桶コンソで活動を共にする文化人類学の博士アリスさん。3人で万太郎さんを囲い、フランス、イギリスの食事情の学びに花を咲かせた豪華な一日となりました。

こうして私も改めて調味料店だけにフォーカスをして事前準備で調べていって、驚いたのは、高級食材や調味料にフォーカスした店が比較的多いこと。そして専門店が多いこと。一つの単価がそれはそれは高いこと。そしてそれに見合った美しい個装と高級感漂う店舗が特徴的なこと。



「POPが全然ないですよね。。どうやって消費者は選ぶんだろう。。」
これは万太郎さんがこの日何度も口にしていたことでした。そう、景観を損ねるからPOPは基本ない。どれもこれも統一感があるお洒落な缶には読めないがな!ってほどの小さな字でしか商品の情報がない。だけどそこは図書館に来て読みたい本をタイトルを見てじっくり探すようなそんな時間の楽しみ方とワクワクさが混在している。
マリアージュフレールなんかは紅茶を選ぶ時に白いスーツの店員と会話を楽しみ、自分の嗜好を伝えて好きな香りの紅茶を飲むシーンに合わせて買ってくるという喜びがある。高いものではないのに、ラグジュアリーな空間で大事なお客様として扱ってもらえるという特別感の演出もとても上手い。

日本は消費者にわかりやすく、いかに横の商品ではなく我が商品を手に取ってもらえるのかを追求して試行錯誤を凝らした商品棚は見ても読んでも楽しい。
反対にフランスは食材店でもわかりやすさの前に美しさが重視されるのだなと再認識した一日でした。

麹をもっと洋食、そして海外に| by CAMOSSONS
麹を使った日本の伝統発酵調味料の素晴らしさを、フランスをはじめとする海外へ広げることで、日本の食文化の継承に貢献することを理念としています。伝統発酵調味料の海外販売及びPR関連業務・日本発酵文化協会認定講師
発酵メーカーや団体の海外広報・通訳/翻訳担当・地方自治体の地方伝統発酵食に纏わるインバウンド対策などを行っています。
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