麹をもっと海外へ by CAMOSSONS 麹をもっと海外へ

湯浅醤油さんのボルドー醤油プロジェクト

ボルドーで醤油作りを試みる湯浅醤油さん

 
麹のワークショップの翌日は、初めて訪れたボルドーを観光しようと、パリに夕方に戻るチケットだけとっていました。
ボルドーといえば少し前和歌山の湯浅醤油さんが醤油を作り始めるという素敵な試みがあると記事で読んでいたので気になってはいたものの、伝手も無く、伝手を探す時間や余裕もなくボルドー滞在を迎えてしまっていました。が、なんと小さな奇跡が起きました!
 

Château Coutet(シャトー・クーテット)訪問

麹のワークショップがあると聞きつけてお醤油作りに挑戦するワイナリーで働いているユウタさんと、湯浅醤油さんが今年ボルドーに開いたレストランPavillon Yuasaで働くマリさんが、私のお話を聞きに来てくださったのです。
ワークショップの後、実はシャトーに見学に行く伝手を探したかったんだというお話をしたら、シャトーのオーナーも麹の話を聞きたかったと言ってくださったらしく、翌日の訪問をあっさりと受けてくださりました。なんてラッキーな。
前振りが長くなってしまいましたが、朝からユウタさんに迎えられて、お醤油作りを今年の3月から手がけているChâteau Coutetにお邪魔しました。かれこれ400年以上家族経営を行っているこちらのワイナリーはブドウ畑世界遺産になったことで知られるサンテミリオンの中でも珍しい有機栽培でワイン造りを行ってます。こちらではブドウ畑の他にも有機栽培ができる土地を購入し、大豆なども育てて醤油造りに活用して行きたいと有機農家の喜びや苦悩、日々のやりくりなどの話も畑を回りながらマディナさんが見せてくださいました。
 

湯浅醤油さんのお醤油の蔵見学

畑見学の後はいよいよお醤油の蔵見学です。重々しいドアを開けるとありました、木樽醤油!
お醤油蔵の匂いもします。お醤油はノワール(黒:濃口醤油)とブランシュ(白:白醤油)の2種類。白は今年の秋にはもう完成するようです。
小さな樽の方の諸味を味見させていただきましたが、大豆の甘味があり美味しい醤油が仕込まれていました。木樽のお醤油をかき混ぜさせていただきました。あまり無い光景ですよね笑。
その後は私がワークショップ用に持っていった発酵調味料や麹やらをお土産に差し上げて麹を使った商品の可能性についての話に花を咲かせてきました。
 
   
 
最後はユウタさんにワイナリーを案内していただき、日本語でのプライベートガイドという手厚いご対応をしていただきました。
送迎からサンテミリオンの街並みを見せてくださったりと至福な時間を過ごすことができました。
 
この訪問に快く応えてくださった14代目のアドリアンさんにも大感謝です。又お醤油ができたら遊びに行きます!

関連情報

麹をもっと洋食に|Atelier de Koji by CAMOSSONS

麹をもっと海外へ by CAMOSSONS

麹を使った日本の伝統発酵調味料を洋食文化に広げたい思いで【Atelier de Koji(アトリエ ドゥ コウジ)】が生まれました。発酵マイスター・プロフェッショナル・上級麹士の資格を持つオーナーが、無添加でうまみのある調味料を洋食に使えるようアレンジをし甘酒ケチャップをはじめ様々にご提案致します。ワークショップやポップアップなども不定期で行っております。

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