麹をもっと洋食へ by CAMOSSONS 麹をもっと洋食へ

木桶醤油の多様性

木桶醤油の多様性

 
日本の伝統発酵を世界に!とこぶしを天高く掲げて2019年5月に会社をおこした、当時発酵マイスターという資格をとったばかりの私。
 
損得勘定も無く、成功する算段もなく、ただ単に発酵や麹に魅せられてやみくもに起業をしたはいいけど、さて、何をしていけば?と困ったことも。特にコロナの間は折角商品化した商品も、コロナ禍で苦しむ小売店に営業に行く事も憚れ、自分のオリジナル商品を売るだけに集中していてはこの先長持ちしないだろうと考えて、とにかく色々と悩んだ。
 
悩んで悩んだ末に、行きついたのは、自分の得意とする語学を武器にして海外に伝統発酵商品を広めるという活動を事業に追加するという事でした。アメリカ、フランスと過ごした現地での経験も何かの役に立つかも知れない。
 
そんな話を仲間にしたかしないかは記憶にないけれど、2020年1月に小豆島に行かせてもらって感動をした木桶職人復活プロジェクトと木桶醤油という存在が私の中で少しずつ大きくなってきた頃に、既に木桶醤油のコンソーシアムの中で動画班として関りを持っていた仲間から、外国人のゲストを沢山呼んで様々な醤油をシェフに使い分けしてもらって木桶醤油の多様性を描くプロモーション動画を使いたいと声がかかった。日本で少しなりともある外国人ネットワークと、英語を使ってお醤油のプロモーションに携われるなんてこんなうれしい事はない!と二つ返事で依頼を受けました。
 

2023年に完成した多様性を伝える木桶醤油プロモーションビデオ

出来たビデオはこちら!
 
制作者の動画の構成もとても素敵で、私の知り合いや友達、主人に声をかけて色々な国籍の方に協力してもらったこのビデオは
私も想い入れのある作品。
 
ここでは和のシェフとフレンチのシェフがそれぞれの腕を振る舞って、5種類の木桶醤油を使って贅沢極まりないフルコースをゲストに味わってもらって感想を聞いて終わったのですが、その時はまだ5種類ある醤油の使い分けや西洋料理でも使えるのが【多様性】というように表面でとらえていたような気がします。
 

もっと奥が深かったお醤油の【多様性】とは

 
あれから1年以上たった今。。【で、一言で木桶醤油って普通の醤油とどう違うの?】と説明を求めらるシーンも多くなってきました。
 
1年間色々なお醤油屋さんを訪ねたり、自分自身でもフランスに売ってみたりと色々な活動を通してもう少し深い部分でその【多様性】について理解が出来て来た気がします。
 
 

もう少し一歩踏み行った多様性について

 
それは材料や製法が違うということだけじゃなくて、違ったお料理で使えるということだけじゃなくて、一言で、と言われると難しいけど、やっぱり【皆違って皆良い】という意味での【多様性】というのがその魅力なのだろう。
 
木桶という伝統的な製法を守ろうと思う蔵人たちの揺るがない想いを聞いて、
 
誰にも負けない美味しい拘りの醤油を作ろうと一人一人が麹作りから材料選定、蔵に住む菌や気候や土地の水と来る日も来る日も
惜しまなく続ける努力を知って、
 
休みも無く、それぞれの生活の中の延長にあるお醤油だからこそその蔵人だからこそ、蔵だからこそ出来る味になるんだと
確証が出来るようになって。。
 
そりゃ味に個性があるわけだといくつもの蔵に行く中で肌で少しずつ理解が出来るようになったからなのかと思う。
 
だから今は前よりもっと面白い、木桶コンソーシアムに関わるお醤油屋さんと色々なイベントで一緒になったり、普段からお仕事で関わっていくと、その人の性格やありかたがお醤油にも表れる。
 
やんちゃな人、穏やかな人、どっしりした人、本当にそれらがお醤油の味に響いて、お醤油を食べるときに作り手の顔を思い浮かべながら食べたりも。
 

パーフェクトな味、インパーフェクトな味

突然ですがお醤油のパーフェクトな味ってどんなものだかわかりますか?
 
 

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