麹をもっと海外へ by CAMOSSONS 麹をもっと海外へ

奈良の醤油蔵・井上本店さんを再訪問

レストランnoma(ノーマ)が井上本店さんを見学、そして通訳の役割

 
GW関西の旅四日目は、海外の方20名のグループで蔵見学が入ったということで、一日目にお邪魔した奈良の井上本店に戻りました。
先方グループに通訳がつくかもわからない状況だということなので必要に応じてアシストをする体でいましたが、なんとこのグループが今京都にきているレストランnoma(ノーマ)のスタッフさん達だということがわかりびっくり! 井上本店さん側で、しっかり蔵の良さを伝えるためには熱意を持って話せる日本語がいいという話に落ち着かれ、居合わせた私は恐れ多くも通訳の役割をいただき対応させていただきました。
 
  
 
 

プロフェッショナル同士の質疑応答

1時間半を予定していた蔵見学は最終的に3時間となりました。
この日いらしたのはレストランnoma(ノーマ)の若いスタッフチームで、ほとんどがホールの方でシェフの方は少なかったのですが、皆さんメニューの説明をするために普段からも発酵物と向き合っているのが分かるほど研究熱心な印象です。片や1864年創業の老舗の醸造所、片や「世界のベストレストラン50」における5度の世界1位獲得、ミシュラン三ツ星の発酵を操るプロ集団。。。(彼らの本は私も持っていて良く手にしています)プロフェッショナル同士の質疑応答がとても興味深かったです。
 
麹を作る時の温度、小麦を炒った後の含有水分の確認方法、麹室の機材について、古代ひしおの作り方。。。などなど。井上本店さんの社長の朗らかな冗談を交えながら始終和やかな雰囲気で見学が行われたことはきっと写真の様子から伝わるでしょう。私も今まで勉強してきたり色々な蔵に行かせていただいた経験があったからこそきちんと伝えられたと実感できた素晴らしい機会となりました。
 

木桶の香りについて

とても印象に残ったのは木桶で醤油を作る時に香り付けに木桶を使うことがあるのか、木桶の香りは何年位醤油に影響を与えるのかという質問でした。社長曰く1-2年で香りは飛んでしまうけれどもやはり「新桶」で出来た醤油として販売して楽しむ事もあると伝えたところとても納得をされていました。又、ワインと同じで天然醸造だとその年によって味に変化が出ることがあるのねと自ら言ってくださったことも印象的でした。そう、天然醸造醤油はワインと一緒なんです。
 
 
 
蔵の皆さまも練習した自己紹介を英語で実践してみたり、お買い物の時に商品説明が直接出来たと言ってらっしゃって一日目の練習の成果が出ていてとても嬉しかったです。
この素晴らしい機会を与えてくださった井上本店の皆さまと、麹の神様には心から感謝を申し上げます。
 

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麹をもっと海外へ by CAMOSSONS

麹を使った日本の伝統発酵調味料を洋食文化に広げたい思いで【Atelier de Koji(アトリエ ドゥ コウジ)】が生まれました。発酵マイスター・プロフェッショナル・上級麹士の資格を持つオーナーが、無添加でうまみのある調味料を洋食に使えるようアレンジをし甘酒ケチャップをはじめ様々にご提案致します。ワークショップやポップアップなども不定期で行っております。

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